なぜウチの雑草ばっかり生える?|おすすめの雑草対策工事とその費用

新築当時は綺麗なお庭だったけど…
“今や草が生え放題で空き地のよう”
“取っても取ってもまた雑草が生えてきて休日返上で草取りを行わなくてはならない”

お庭を綺麗に維持管理するのって本当に大変ですよね。
特に夏季には多くのお客様から、「雑草対策」について沢山のご相談があります。

そこで今回は、
・雑草が生えてくる原因
・雑草対策に有効な工事
をいくつかご紹介したいと思います。

その費用についても具体的にお教えしますので、お庭の雑草でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

雑草が生える原因

なんでうちの庭ばっかり雑草が生えてくる!?
取ったはずの雑草がしぶとくまた生えてくるのには、いくつかの理由があります。

繁殖力のヒミツ=5万粒のタネ

雑草の繁殖力は強く、1つの株から約5万粒以上のタネが捲かれることもあります。
捲かれたタネは約80%が発芽して、新たな雑草となります。

また、雑草の中には生育期間の短いものも多く、発芽から一か月程度で種子を生産できる種類もあるため、刈っても刈ってもまたすぐに生えてくるというループが発生します。

日の光が当たればどこでも育つ

アスファルトのすき間から生えている雑草を見たことはないでしょうか?

雑草のほとんどは、根がはれる地面と日光さえあればどこでも生育できます。
柔らかな土が多いお庭は、雑草にとって“最高の環境”ともいえるかもしれません。

見えないところで潜んでいる

根ごと取れたように見える雑草も、わずかな根っこが地面の中に残っていると、そこからまた再生して生えてきます。

また「多年生の雑草」などは、冬になると枯れて地上から無くなりますが、暖かい時期になると急激に成長するため、あたらしい雑草がまた生えてきたかのように感じてしまいます。

雑草の侵入を防ぐことはほぼ不可能

たとえ、雑草や種が混じっていない“新しい土”を入れたとしても、雑草の種は風にのって飛んできたり、雨で流れてきたり、動物によって運び込まれたりします。

常に雑草の生えない状態の庭を保つことは、非常に難しいといえます。

ポイント / “良い土”は雑草にとっても良い環境

通常、新築当時に「庭にある土」は、区画成形用の盛土の上に、外構工事の際に仕上げ用に均した土が乗っています。

特別なこと(今後芝を植える等)を言わない限り、良い土であることは少ないですが、場合によって「植物の育ちやすい良い土」であることがあります。

そのような場合ですと、普通の土でも育つ雑草はさらに力強く育つわけです。
「あれ?うちの雑草生えるの早くない?」「近隣と比べてたくさん生えてない?」と思ったらこんなことが要因のひとつかもしれません。

良い土なのは悪いことではないですが、雑草対策を優先される場合には、しっかりと対策を施し、雑草が生えてくる環境を改善していきましょう。

有効な雑草対策とは?

一般的な雑草対策の方法としては、刈る・抜く・除草剤の散布などが挙げられるかと思います。

これらの方法は、一時的には雑草がなくなるものの、雑草が生える原因の“根本的な解決”にはいたらず、またすぐに雑草が生えてきてしまう可能性が高いです

しっかりと原因を理解して、それらに対して「有効な対策」が出来れば、雑草が生えてくることを防ぐことができます。

■ 雑草が生える場所をつくらない

雑草の高い繁殖力に打ち勝つには、雑草が生える土壌をつくらない(またはそのような面積を少なくする)。

■ 日光が当たらないようにする(遮光の性能)

雑草のひそむ地表に日光があたらないようにすることで、雑草の育成を制限する。

■ きれいを保つことが重要(掃除のしやすさ)

風や雨によって運ばれてきた雑草の種や、育つ土壌となる土を掃除して、蓄積しないようにすることが重要。

それでは、有効な雑草対策にはどのようなものがあり、どのくらいの費用がかかるのか、次の項目でご紹介して参りたいと思います。

お庭の有効な雑草対策 7選

防草シート+砂利敷き

人工芝

土間コンクリート

インターロッキング

レンガ

タイル張り

天然石張り

業者に対策の工事を依頼した場合の施工費用(材工共・1㎡あたり)も記載しておりますので、目安としてご参考ください。

① 防草シート+砂利敷き

耐久性:★★☆☆☆

遮光性能:★★★☆☆

掃除のしやすさ:★☆☆☆☆

1㎡あたりの施工費:5,500円~

※10㎡工事した場合の1㎡あたりの単価目安

メリット

  • 施工費用が安い
  • 大がかりな工事を必要とせず短工期
  • 砂利の種類を選ぶことで庭の雰囲気に合わせることも可能
  • 将来的に他の舗装仕様に変更することも容易
  • 水はけが良い

デメリット

  • シートが経年劣化で破けて雑草が生えてくる可能性がある
  • 砂利がまわりに飛び出て行ってしまう
  • 落ち葉やごみなどが入ってしまうと掃除しづらい
  • 砂利の中に飛んできた砂などが溜まって雑草が生えてくる可能性がある

② 人工芝

耐久性:★★★☆☆

遮光性能:★★★☆☆

掃除のしやすさ:★★☆☆☆

1㎡あたりの施工費:8,800円~

※10㎡工事した場合の1㎡あたりの単価目安

メリット

  • 大がかりな工事を必要とせず短工期
  • 雑草は嫌だけど“緑”は取り入れたいという方におすすめ
  • 将来的に他の舗装仕様に変更することも容易
  • 子どもが転んだりしても安心

デメリット

  • 落ち葉やごみなどが入ってしまうと掃除しづらい
  • 夏になると人工芝表面が非常に熱くなる
  • 人工芝(葉)が劣化でへたると見た目が悪い

③ 土間コンクリート

耐久性:★★★★★

遮光性能:★★★★★

掃除のしやすさ:★★★★☆

1㎡あたりの施工費:18,700円~

※10㎡工事した場合の1㎡あたりの単価目安(残土処分費込み)

メリット

  • 完全に雑草が防げる
  • 掃除がしやすい

デメリット

  • 無機質なデザイン
  • 日の照り返しや放熱効果により周囲が熱くなる
  • 水はけが悪く水たまりができる可能性がある
  • ヒビが入るとそこから雑草が生えてくる可能性がある
  • 汚れると落とすのが困難かつ目立ちやすい

④ インターロッキング

耐久性:★★★★☆

遮光性能:★★★★☆

掃除のしやすさ:★★★☆☆

1㎡あたりの施工費:24,200円~

※10㎡工事した場合の1㎡あたりの単価目安(残土処分費込み)

メリット

  • 色合いがおしゃれ
  • 色やサイズのバリエーションが豊富
  • 透水タイプを選べば水たまりもできにくい
  • 部分的な補修・交換も可能

デメリット

  • 地震や経年劣化により部分的な浮き沈みが起こる可能性がある
  • 欠けや割れが生じる可能性がある
  • 色褪せが生じることがある
  • 溝にごみがたまりやすい
  • 土汚れなどが付きやすい
  • 目地から細かな雑草が生えてくる可能性がある

⑤ レンガ

耐久性:★★★★☆

遮光性能:★★★★☆

掃除のしやすさ:★★★☆☆

1㎡あたりの施工費:31,900円~

※10㎡工事した場合の1㎡あたりの単価目安(残土処分費込み)

メリット

  • 色合いがおしゃれ
  • 独特の風合いがあり“暖かみ”や“カントリー調”の演出ができる
  • 部分的な補修・交換も可能

デメリット

  • 地震や経年劣化により部分的な浮き沈みが起こる可能性がある
  • 欠けや割れが生じやすい
  • コケが生えることがある
  • 溝にごみがたまりやすい
  • 目地から細かな雑草が生えてくる可能性がある

⑥ タイル張り

耐久性:★★★★☆

遮光性能:★★★★★

掃除のしやすさ:★★★★★

1㎡あたりの施工費:34,100円~

※10㎡工事した場合の1㎡あたりの単価目安(残土処分費込み)

メリット

  • モダンから洋風まで幅広いデザインに対応できる
  • 耐候性が高く退色もしにくい
  • 掃除がしやすく高圧洗浄機での洗浄も可能

デメリット

  • 施工費用が高い
  • 比較的大がかりで長期工事となる
  • タイルに割れや欠けが生じやすい

⑦ 天然石張り

耐久性:★★★★★

遮光性能:★★★★★

掃除のしやすさ:★★★★☆

1㎡あたりの施工費:44,000円~

※10㎡工事した場合の1㎡あたりの単価目安(残土処分費込み)

メリット

  • 暖かみもありつつ高級感ある庭が作れる
  • 耐候性があり耐久度も非常に高い
  • 掃除がしやすく高圧洗浄機での洗浄も可能

デメリット

  • 施工費用が高い
  • 比較的大がかりで長期工事となる
  • 石の種類によっては苔の生えやすいものもある

ポイント / “組み合せ”でワンランク上のお庭を楽しむ

1種類の選択で庭全体を覆ってしまうと、どうしてもシンプルで味気のないお庭になってしまいます。

例えば、
葉っぱが落ちる植栽の近くは掃除のしやすい「タイル」や「天然石」にして、使用頻度の多いスペースは「人工芝」にすると、“効率的+おしゃれ”に雑草対策が行えます。

人工芝+天然石(方形)
砂利+コンクリート+天然石(方形)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

正しい雑草対策は、毎年恒例の雑草処理から解放されることはもちろんですが、雑草が生えてみすぼらしい状態を改善し、お庭を美しくすることにもつながります。

雑草対策の大切なポイントは「雑草が生える原因をしっかりと理解すること」です。
業者に工事を依頼する際には、
・業者が原因をちゃんと理解しようとしているか(現場環境の調査)
・正しい選択肢を提案してくれるのか(意図のある提案)
・そして正しい工事を行ってくれるか(施工の確実性)
こういったことも“業者選び”のポイントになります。

今年は雑草対策を行い、美しく快適なお庭で、素敵なガーデンライフを過ごしてみてはいかがでしょうか!

もしも・・・
・何から調べれば良いかよく分からない
・自分の考えをうまく整理できていない
・適切な判断ができているか聞いてみたい
といった場合は、専門家に相談することで方向性が明確になることもあります。

私たち・PLATINUM EXTERIOR は、業界初の工事記録サービスをはじめとして、暮らしに安心と品格を添える“本物のエクステリアづくり”を行っています。
まだ明確に商品や工事の仕様が決まっていない場合でも、お客様の優先事項に沿ったご提案をいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の筆者

堀米 元樹

PLATINUM EXTERIOR/代表

二級建築士