バルコニーって家に後から付けれるの?|後付けバルコニーの魅力とその費用

わざわざ2階に上がることなく、1階で洗濯物や布団を干せると便利ですよね。
特に老後のことを考えると、寝室を1階にするなど、生活拠点を1階にまとめようと考える方も多いのではないでしょうか?
そんな際に“洗濯物干し場”を設けようと考えると…
・ガーデンルーム
・屋根付きのテラス
・手すり付きのウッドデッキ
などのエクステリアが、選択肢として考えられます。
その中でも、一番コストパフォーマンスの良いエクステリアが「後付けバルコニー」。
名前の通りに既存住宅に“後付け(リフォーム)”で設置することが可能なバルコニーです。
本日はその魅力や特徴をご紹介するとともに、設置にかかる費用なども解説いたしますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。
バルコニーとは?

バルコニーとはイタリア語の”balcone”に由来して、「建物の外に張り出した屋根のない手すり付きのスペース」を指します。
よく混同されるものでベランダがありますが、ベランダはポルトガル語の”varanda”に由来しており、「建物の外に張り出した部分」という意味があります。
建築業界では、屋根のないもの=バルコニー、屋根の有るもの=ベランダと区別されることが多いです。
後付けバルコニーについて

「既設バルコニー」の構造とは異なり、「後付けバルコニー」は強度を保つために前方向に柱がついています。
また、商品は耐久性の高いアルミ製(床部分は樹脂素材など)で作られているものがほとんどです。


後付けバルコニーの魅力・メリット

面倒な2階での洗濯物干し疲れを解消
階段を昇り降りしての洗濯物干しは意外と疲労がたまります。
特に歳をとった時には、面倒と感じる方も多いです。
1階にバルコニーを設置すればその面倒を解消できます。

耐久性の高い素材に変えられる
既存のバルコニーが鉄製や木製であれば、錆びや腐食が心配になります。
後付けバルコニーの多くは耐久性の高いアルミ素材のため、安心してバルコニーを使用することができます。

プランター菜園のスペースに
異常気象で高騰する野菜・果物類により、「プランター菜園」に注目が集まっています。
後付けバルコニーを設置して、プランター菜園用のスペースにすることも可能です。

気軽にアウトドアスペースとして活用できる
ガーデンルームやウッドデッキなどのエクステリアに比べ、後付けバルコニーは価格が安いことが特徴です。
費用をなるべくかけずに、アウトドアスペースをつくるのに適しています。
後付けバルコニーの種類
後付けバルコニーは、大きくわけて以下の3種に分類されます。
・1階設置タイプ
・2階設置タイプ
・屋根置きタイプ
1階設置タイプ

地面から40~50cmの高さにバルコニーを設置するタイプ。
1階の掃出し窓の前などに設置して、リビングから直接洗濯物を干したり、手すり部分に毛布などを干したりすることに適しています。
2階設置タイプ

2階用の高さにバルコニーを設置するタイプ。
周囲環境の変化により日当たりが悪くなったため、日当たりのいい場所に新しくバルコニーを設置するケースなどもあります。
屋根置きタイプ

名前のとおり屋根の上にバルコニーを設置するタイプ。
敷地に余裕がない狭小地でも、スペースを有効に使用することのできる設置タイプです。
ポイント / 柵(手すり)、床材なども自分好みに選択可能
柵(手すり)
側面に付いた柵(手すり)には、一般的な格子状のものをはじめ、木目板、透明パネル、パンチング(孔空きパネル)などから選ぶこともできます。
住宅のスタイルに合わせてコーディネートすることが可能です。


床材
バルコニーの床材は、一般的にはグレー色の塩ビデッキ材が用いられます。
その他には、耐久性の高いタイル床、水はけの良いスリット床、足ざわりの良い人工木床などがあります。


屋根(テラス屋根)
バルコニー製品の中には、上部に屋根を設けることができるものもあります。
洗濯物干しスペースとして利用する場合などには、外出時も安心して利用できるためおすすめです。


後付けバルコニーの設置費用
それでは実際に後付けバルコニーを設置した際、どのくらいの費用がかかるのかを紹介したいと思います。
現場状況や商品の大きさによって金額が変わるので、目安としてご参考ください。
1階設置タイプの設置費用

LIXIL/ビューステージ Hスタイル 1階設置式
サイズ:間口1.0間×出幅2尺 ~
設置費用:約150,000円~(商品+工事代)
2階設置タイプの設置費用

LIXIL/ビューステージ Hスタイル 柱建て式
サイズ:間口1.0間×出幅2尺 ~
設置費用:約194,000円~(商品+工事代)
※その他、足場代など別途必要になる場合有り。
屋根置きタイプの設置費用

LIXIL/ビューステージ Hスタイル 屋根置き式
サイズ:間口1.0間×出幅2尺 ~
設置費用:約168,000円~(商品+工事代)
※その他、足場代など別途必要になる場合有り。
ポイント / 腰高窓から掃出し窓に変えるリフォーム
室内からバルコニーへの出入りを可能にするために、既存の窓を大きくする工事(腰高窓から掃出し窓へのリフォーム)が必要になるケースがあります。
とくに、2階設置タイプと屋根置きタイプではよくある状況です。
窓を交換するために外壁の解体・修復などが必要になりますので、後付けバルコニーの設置費用と別途に費用がかかりますので事前に把握しておきましょう。
「腰高窓から掃出し窓に変えるリフォーム」・・・工事費用目安:45万円前後
まとめ
後付けバルコニーは、今ある住まいに新しい便利さと快適さをプラスできる人気のリフォームです。
物干しスペースとしてはもちろん、くつろぎの場や収納的な使い方など、暮らし方に合わせて活用できます。
しかし、後付けバルコニーの設置は住居との接合が必要な点からも、建物の構造や正しい施工方法を熟知している業者でないと、雨漏りなどの施工不具合を生じさせてしまう可能性もあります。
価格だけで判断するのではなく、長く安心してバルコニーを使うためにも、現地調査から設計・施工まで丁寧に対応できる、信頼できる業者へ相談することが大切です。
後付けバルコニー工事で確認申請が必要かどうか解説しています。ぜひこちらの記事もご覧ください!
もしも・・・
・何から調べれば良いかよく分からない
・自分の考えをうまく整理できていない
・適切な判断ができているか聞いてみたい
といった場合は、専門家に相談することで方向性が明確になることもあります。
私たち・PLATINUM EXTERIOR は、業界初の工事記録サービスをはじめとして、暮らしに安心と品格を添える“本物のエクステリアづくり”を行っています。
まだ明確に商品や工事の仕様が決まっていない場合でも、お客様の優先事項に沿ったご提案をいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事の筆者
堀米 元樹
PLATINUM EXTERIOR/代表
二級建築士





