フェンスを設置する際の注意点|隣人トラブルを防ぐ3ステップ

住宅に住んでいると“周囲の視線”が気になることが多くあると思います。
隣の家との距離が近い場合には、庭に出ている隣人と目が合ってしまったり、洗濯物を干している時に目が合ってしまったりなど、お互いに気まずい状況になるときもあります。
対策のためには目隠しフェンスを設置することを勧めていますが、フェンス工事において注意するべきポイントを抑えておかないと、予期せぬ隣人トラブルを招いてしまうことがあります。
一度そんなことがあると、関係が悪いままに近所付き合いをすることになり、せっかくの住まいも“憩いの場”ではなくなってしまいます。
そこで今回の記事では、フェンス工事において気を付けるべきポイントとして「隣人トラブルを防ぐ3ステップ」をご紹介したいと思います。
自分に合ったフェンス選びとともに、隣家にも配慮したフェンス工事を目指しましょう。
隣人トラブルを防ぐ3つのステップ
① 境界標を確認する

境界標とは「自分の敷地と隣の土地(また道路など)を区切るために設けられる目印」です。
フェンスを設置する際には、必ずこの境界標を見て、フェンスを設置していい位置なのかを確認しましょう。
※境界標には画像のような金属製以外にも、コンクリート製やプラスチック製のものなどがあります。また、矢印ではなく十字などで示された種類もあります。
とくに、境界を区切るブロックの上にフェンスを設置したい場合は注意が必要です。
●ブロックが自分の所有物なのか
●隣地の所有物なのか
●お互いの共有物なのか
ブロック付近の境界標の位置によって変わってきます。

境界標の位置:ブロックの外側(自分の敷地内にブロックが入っている場合)
ブロックの所有権:自分
ブロック上へのフェンス設置:可能

境界標の位置:ブロックの内側(隣家の敷地内にブロックが入っている場合)
ブロックの所有権:隣家
ブロック上へのフェンス設置:不可

境界標の位置:ブロックの中心(自分と隣家の敷地内に半分ずつブロックが入っている場合)
ブロックの所有権:自分と隣家で共有
ブロック上へのフェンス設置:双方で話し合い
ポイント/境界標が見当たらない場合
土で埋もれてしまったり破損していて、境界標が確認できない場合だけでなく、そもそも設置されていないケースも多々あります。
そのような場合には、ハウスメーカーや土地家調査士事務所などに相談して、正確な境界を確認してもらいましょう。
② フェンスを設置することで起きるトラブルを予測
たとえ自分の境界内だとしても、
「フェンスの設置場所が隣の家と近い場合」にはトラブルが生じることもあります。
■ トラブル例 1:日差しを遮ってしまう
フェンスが急に設置されたことで、隣家に差し込む日の光が遮られて、部屋が暗くなってしまうことがあります。
■ トラブル例 2:風通しが悪くなってしまう
風通りの良かった隣家の庭が、フェンスで遮られて、洗濯物の乾きが悪くなったり、じめじめすることがあります。
■ トラブル例 3:圧迫感をあたえてしまう
隣地側の狭い通路の前に、背の高いフェンスなどを建てると、圧迫感を与えて、より狭苦しく感じさせてしまいます。
■ トラブル例 4:外まわりの印象が変わってしまう
フェンス設置することによって、住まいの外まわりの印象を変わりますが、それは隣家にも良くも悪くも影響します。
自分の土地に設置するとは言っても、フェンスを設置することによって、上記のように隣家にも影響を与えることもあります。
周囲の状況も踏まえた上で、フェンス選びを行いましょう。
③ お隣さんにも一声かける

設置したいフェンスが決まったら、
●どのようなフェンス(色やデザインなど)
●どのくらいの大きさのフェンス
を設置したいのか、隣の方にも一声かけることが大切です。
自分の敷地内だからといって勝手にフェンスを設置してしまうと、相手の心象も良くなく、関係が悪くなったり、トラブルにつながる恐れもあります。
事情をきちんと伝えて、隣の方からも了承を得たうえで工事を行いましょう。
隣家にも配慮ができるおすすめのフェンス
■ “日差し”に配慮したフェンス

プライバシーは守り、日当たりを遮らない。
フェンスが半透明のパネルになっているタイプであれば、自宅も隣家も明かり光を採りこみながら、お互いの視線を気にせず生活ができます。
■ “風通し”に配慮したフェンス

視線は遮りながらも、通風を遮らない。
見た目は完全に視線を遮るような目隠しタイプですが、フェンスのパネルがルーバー状になっていて、適度に風を通すことができます。
■ “圧迫感”に配慮したフェンス

視線の高さは目隠し、足元はすっきり。
背の高いフェンスを設置する場合は“多段タイプ”がおすすめです。
多段タイプは上下のフェンスを組み合わせることができるため、視線の高さのみ目隠しにして、足元は視線が通るものにすれば、隣家への圧迫感を和らげることができます。
まとめ
ご近所の方々と良好な関係を保ち、過ごしやすい住まいとするためにも、フェンス設置をはじめエクステリア工事を行う際には、近隣とのトラブルを防ぐ対策を行いましょう。
工事前には「工事案内(工期や工事内容の案内)」を近隣住宅に行うことも大切です。
工事業者によって工事案内実施の有無がございますので、そういった点も業者選びのポイントにしましょう。
私たち・PLATINUM EXTERIOR は、業界初の工事記録サービスをはじめとして、暮らしに安心と品格を添える“本物のエクステリアづくり”を行っています。
また工事の際は「近隣への工事案内・工事中の安全対策・現場のきれい運動」を実施することで、お客様が工事後もより気持ちよく過ごせるよう取り組んでおります。
まだ明確に商品や工事の仕様が決まっていない場合でも、お客様の優先事項に沿ったご提案をいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事の筆者
堀米 元樹
PLATINUM EXTERIOR/代表
二級建築士



